ホルモン補充療法(HRT)と女性の薄毛-費用や副作用や注意点について

最終更新日: 2017年5月18日



HRT(ホルモン補充療法)のイメージ画像

女性の薄毛に女性ホルモンがとても大きく関係しているのは
皆さんもご存知だと思います。

特に女性の薄毛は年齢とともに進んでいく場合も多く
更年期と呼ばれる時期などは特に薄毛が気になり始める女性が
増えていきます。

まただいたい30代後半くらいから女性ホルモン量が低下するので
髪質の変化を感じる女性も多くなってきます。

最近では薄毛治療も進んできており、
薄毛治療薬でも

  • パントガール
  • パントスチン
  • ロゲイン

といったものも登場してきています。

そして今回お話しようと思っているのは、

ホルモン補充療法(HRT)

という治療法についてです。

 

ホルモン補充療法ってどんな治療法なの?

ではホルモン補充療法(HRT)とはどんな物なのでしょうか?

文字通り女性ホルモンを補充していくというものなのですが、
本来は更年期や閉経後に現れる症状の改善を目的とされています。

細かく言うと

  • 自律神経の乱れを改善する
  • 閉経後の骨粗しょう症の予防
  • 関節痛の改善
  • 膣炎や性交痛の原因となる生殖器の委縮を改善
  • ホルモンバランスの乱れからくるうつ病の予防
  • 肌の潤いやハリを保ち、シワやたるみの予防
  • 動脈硬化の予防

などなどが挙げられます。

主には40代後半以降の方の更年期症状の予防や改善に
使われるのですが、最近では

女性ホルモンの減少による女性の薄毛(FAGA)の改善に効果がある

とされ期待されています。

また上の例でも挙げているようなお肌のシワやタルミなどの
美容効果も期待されています。

 

なんで女性の薄毛治療にHRTが使われるの?

冒頭お話したように女性の薄毛の大きな原因の一つとして挙げられるのが

女性ホルモンバランスの乱れ、低下

です。

  • 出産してから一気に髪の毛が抜けてしまった
  • 40代、50代を超えたあたりから髪が薄くなってきた

などのお悩みをお持ちの方はホルモンバランスが乱れている
可能性があります。

特に40代半ば~50代にかけては一気に女性ホルモンの
分泌量が減少しやすく、

  • 髪の毛が細くなる
  • 抜け毛が増える
  • 髪にツヤがない、広がる、うねる

など体や心だけでなく髪にも大きな変化が現れる時期です。

その原因となっているホルモンの減少に対してHRTで
女性ホルモンを補充してあげることで女性の薄毛を改善していくという形です。

しかしこれからHRTについて

  • どんな治療法であるか?
  • どのくらい費用が掛かるのか?
  • 副作用はあるのか?
  • 保険が適用されるのか?

などお話していきますが、
結論から言いますと

薄毛の改善のみを目的としたHRTはあまり現実的ではない

といえます。

ではなぜ現実的ではないのでしょうか?

早速お話していきましょう。

 

HRT(ホルモン補充療法)の種類は大きく3つ

補充療法、別名HRTにはいくつか種類があります。

まず大きく3つに分かれ

  • エストロゲン剤
  • プロゲステロン剤
  • エストロゲン、プロゲステロン剤

そして用法もいくつかあり、

  • 飲む錠剤タイプのもの
  • 肌に塗るタイプのもの
  • 肌に貼るタイプのもの

に分かれます。

ではそれぞれ説明していきます。

 

エストロゲンの飲むタイプ

飲むタイプは

  • プレマリン錠
  • エストリール錠

などがあり、バリエーションが豊富です。

結合型エストロゲン、エストラジオール、エストリオール
などの有効成分が配合されており、配合量にも
いくつか段階が分かれているのも特徴です。

1日1回もしくは2回服用するタイプなどがあります。

 

エストロゲンの塗るタイプ

ジェルタイプのエストロゲン剤になります。

  • ル・エストロジェル
  • ディビゲル

などがあります。

薬を肌に塗って吸収させることで効果を発揮します。

メリットとしては皮膚から吸収されるため肝臓に負担が
かからないことが挙げられます。

 

エストロゲンの貼るタイプ

貼るタイプのエストロゲン剤で、

  • エストラーナテープ

があります。

使い方としては下腹部かお尻貼って
使います。

ジェルタイプ同様皮膚から吸収させるタイプになります。

メリットはジェルとは違い2日に1枚貼るだけでよいので
手間がかからないことや、
テープも肌色ですし、下腹部やお尻などに貼るので
目立ちにくいことです。

デメリットとしては汗をかいたりすると取れたりする場合が
あることです。

 

プロゲステロンの飲むタイプ

プロゲステロン剤は飲むタイプのみのようです。

  • プロベラ錠
  • ヒスロン錠
  • プロゲストン錠
  • デュファストン錠

などが代表的です。

エストロゲンに合わせて組み合わせて使っていきます。

子宮内膜の増殖を防ぎ、子宮体がんを防ぐのに効果があります。

手術などで子宮を摘出されている方などは飲む必要はありません。

 

エストロゲン、プロゲステロン両方配合されているタイプ

両方配合されているタイプの薬は飲むタイプと貼るタイプがります。

飲むタイプ

  • ウェールナラ配合錠

貼るタイプ

  • メノエイドコンビパッチ

などがあります。

 

以上長くなりましたが、これらのような種類に分けられます。

 

HRTの使用方法はも3種類あります

またホルモン補充療法のお薬の使用方法も大きく分けて
3種類あります。

 

1.周期的投与

閉経してから5年以内か、または出血があっても良い場合に
行う投与方法です。

エストロゲンを30日間連続して使用し、30日間の間の12日間は
プロゲステロン剤も一緒に服用します。

プロゲステロン剤を飲み終えたときくらいに軽い出血が起きるといわれています。

 

2.持続的投与

閉経後5年以上経過しているか、出血などが嫌な場合に行う
投与方法です。

エストロゲン剤とプロゲステロン剤の両方を持続的に、毎日服用します。

半年くらいは少し出血が起きる場合があるようですが、
その後は約7割の方は出血が起こらなくなります。

 

3.エストロゲン単独療法

骨粗しょう症や膣炎などの治療や、子宮を摘出している人
に行う投与方法です。

 

以上がHRTの種類になります。

 

HRT(ホルモン補充療法)を始める時期は何歳から?

ではHRTはいつぐらいから始めたらよいのでしょうか?
HRTを始める時期は閉経前のほうが良いとされており
個人差はありますが、

閉経する前の45歳くらいから始めるのが良いといわれています。

その理由としては

45歳くらいからがHRTが一番効果を発揮できる時期である

というのと、

閉経後などにHRTを始めると、骨粗しょう症の予防や認知症の
予防に特に効果がある

といわれているからです。

 

HRTに副作用はあるの?

さて皆さん気になる副作用ですが、
色々調べていらっしゃる方も多いとは思います。

よく言われているのは

例えば乳がんや女性器疾患、血栓症のリスクが高まる

というものです。

しかし実際のところ乳がんなどはデータで
1万人に数人の割合で乳がんが見つかった方が増えた
というくらいの割合だそうです。

先ほどの種類や使い方などで説明したように
子宮を摘出した方や高齢の方以外の場合以外は
エストロゲン剤とプロゲステロン剤2つとも服用するので
リスクはかなり軽減されるかと思います。

また合成ホルモンなのか天然ホルモンなのかという部分
も大きく関わっているとも言われています。

その他の副作用に関する情報をまとめていきますと

 

乳がん

5年以上続けて使うと1万人につき年間3人程度の
割合でリスクが増えると言われています。

 

冠動脈疾患

60歳以上の血管が老化している方がHRTを始めた
場合リスクが少し増えるといわれています。

 

血栓症

もともと肥満症や高齢の方が行った場合少しリスクが
増えるといわれています。

 

脳卒中

もともと高血圧の方や高齢の方が行った場合少しリスクが
増えるといわれています。

 

心筋梗塞

閉経後10年以上経過してからHRTを始めた場合リスクが
少し増えるといわれています。

 

HRTが処方されるまでの流れ

では今度は実際ホルモン補充療法であるHRTを受けようと
思ったときにどういった流れになるのかについてお話していきますね。

 

1.問診

今の自分に現れている症状や心の状態など
をお医者さんに説明していきます。

またご家族の病歴や家庭環境や生理周期なども
確認されます。

なのでご自身の最終生理日や生理周期などを
覚えておくか、何かにメモしておくのも良いです。

 

2.検査

検査と言っても特に婦人科系の検査をします。

乳がんや子宮頸がん、子宮体がんなどの有無を
確認します。場合によってはエコーなどを使って検査
する場合もあるそうです。

ここで何か疾患が見つかった場合や不正出血など
がある場合などはHRTを受けられないことがあります。

 

3.血液検査や尿検査

今度は体全体の検査を中心に血液検査や尿検査と
いった検査が行われます。

  • 身長
  • 体重
  • 血圧

などはもちろん、

  • 骨量
  • 血糖値
  • ホルモン値
  • コレステロール値
  • 腎機能
  • 肝機能

なども詳しく調べます。

ここで重度の肝機能障害が見つかったりすると
HRTが受けられない場合があります。

また採尿されるので生理の時期にかぶらないように
注意が必要です。

 

4.HRTの処方

これらの検査をパスするとHRTを処方されます。

今起きている症状や、ホルモン値などに合わせて
適切なお薬が処方されます。

飲むタイプや貼るタイプ、塗るタイプなど希望があれば
伝えておくのもお忘れなく。

またわからないことや不安に感じたことはすべて
聞いてみるようにしましょう。

 

以上がHRTが処方されるまでの流れになります。

ちなみに血液検査でホルモン値がわかるのですが、
HRTを始めたほうが良いといわれる数値は

 

エストロゲン(E2)

20~50pg/ml以下

卵胞刺激ホルモン(FSH)

30mlU/ml以上

 

となっており、エストロゲン数値が下がっており、
その分泌を促す卵胞刺激ホルモンが過剰に出ている
場合にHRTを受けたほうが良いといわれています。

 

HRTを行うにあたって注意の必要な人

というわけでHRTまでの一連の処方についてお話しましたが
全員の方がHRTを受けられるとは限りません。

HRTによって重い副作用が出るという心配はないとされていますが、
妊娠や疾患がある場合は受けられません。

まとめてみたので参考にしてください。

 

HRTを行えない場合

  • 乳がんと診断されている方や、もしくは診断されたことある方
  • 子宮体がんなどの治療を受けている方
  • 妊娠している、もしくはその可能性がある方
  • 血栓症の治療を受けている方
  • 重度の肝機能障害がある方
  • 原因不明の不正出血のある方

 

HRTを行うのに注意が必要な場合

  • 子宮体がん、卵巣がんと診断されたことがある方
  • 血栓症のリスクがある方
  • 高血圧、高血糖の治療を受けている方
  • 慢性肝疾患がある
  • 胆嚢炎や胆石症にかかったことがある方
  • 子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症にかかったことがある方
  • 重度のトリグリセリド血症の方
  • 片頭痛、てんかん、急性プリフィン血症にかかったことがある方
  • 60歳以上で初めてHRTを行う方

 

これらがHRTを受けられない方や受けるのに注意が
必要な方です。

注意が必要な場合の項目が多いですが、
HRTの検査をいい機会として受けてみるのも
良いかもしれません。

 

HRT(ホルモン補充療法)に保険は適用されるの?

また保険が適用されるかどうかも皆さんが気になる部分だと思います。

HRTを始める際に冒頭で挙げたような

  • 自律神経の乱れを改善する
  • 閉経後の骨粗しょう症の改善
  • 関節痛の改善
  • 膣炎や性交痛の原因となる生殖器の委縮を改善

といった症状であれば保険が適用されます。

主に今出ている症状であれば保険適用され、
美容や予防目的であれば保険は適用されません。

また今回のテーマというか当サイトのテーマである

女性の薄毛の改善のみを目的とした場合のHRTも
保険が適用されません。

薄毛は疾患ではなく美容外科の範囲という考えなんだと思います。

 

HRTの費用はどれくらい?

では気になるHRTの費用なのですがいったいどれくらい
かかるか不安に思っている方も少なくないと思います。

 

保険診療の場合

HRTの1か月のお薬代は

¥2000~5000

くらいです。

これに診察代や検査費用を入れても

¥10,000前後

くらいで保険適用であれば3割負担で済みますので
かなり安いです。

 

保険適用外の診療の場合

ただ途中お話したように更年期症状の改善や緩和が目的で
あれば保険適用になりますが、女性の薄毛治療の場合は
保険適用外になります。

この場合はお薬代は月

¥20000~50000

くらいかかるといわれています。

これに検査費用や診察台などで

¥30000~50000

プラスされると思います。

そうなるとかなりの額がかかるので
継続して治療を受けていくのは難しくなってきます。

 

HRTを受けれる病院探しは難しい

またHRTを受ける際の一番の問題は病院探しと言われています。

HRTは婦人科や産婦人科やレディスクリニック
などで受けられるのですが、
HRTの日本での普及率はかなり低く、医療機関が少ないのが現実です。

更年期と治療に力を入れているレディスクリニックや
婦人科などを探すとHRTをしている可能性があるので
その辺から探してみると比較的見つかりやすいかもしれません。

 

女性の薄毛治療を目的としたHRTはおすすめではない

というわけでHRTについていろいろとお話していきましたが、

  • 薄毛治療のみだと費用が高くなる
  • クリニック探しが難しい

というデメリットが大きいので冒頭お話したように

女性の薄毛治療を目的としたHRTはおすすめではありません。

またHRTのみにこだわらなくても最近では女性の薄毛治療は
かなり進化しています。

なのでまずはそうした専門のクリニックでの相談してみるのが
一番だと思います。

 

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女性の通いやすい環境も整っています。

またカウンセリングは無料なので薄毛に悩む女性は
一度カウンセリングを受けてみるとよいと思います。

また東京は

  • 銀座
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とあり、全国にも

  • 札幌
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  • 名古屋
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まとめ

今回はHRTについてのお話をしていきましたがいかがでしたか?

まとめていきますと

  • HRTには貼るタイプ、飲むタイプ、塗るタイプの3種類がある
  • HRTを始めるのは閉経前からのほうが良いとされている
  • HRTをできない場合や注意の必要な場合がある
  • 更年期症状の改善には保険適用になるが、薄毛治療の場合は保険適用外になる
  • またHRTをうける病院探しが難しい
  • 費用や病院探しの点で薄毛治療のみでHRTを受けるのはおすすめではない

以上です。

また途中、

「ピルとHRTってどう違うの?」

という疑問をお持ちになった方もいらっしゃると思いますが、
それについては
ホルモン補充療法とピルの違い-女性の薄毛の改善にはどっちがいいの?
にてお話しているので参考にしてくださいね。

ありがとうございました!


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