育毛剤のアルコールは頭皮や毛根に悪い?その用途や目的について

最終更新日: 2017年5月18日



育毛剤のアルコールは悪い?のイメージ画像

 

育毛剤には

  • 育毛効果
  • 脱毛予防
  • 鎮痛、消炎作用

といった頭皮や毛根にとっていいものがたくさんの種類配合されています。

そんな育毛剤の中には

  • 育毛剤の中で雑菌が繁殖しないようにする
  • 育毛剤の浸透を助ける
  • 混ざりにくい成分を溶かして混ざりやすくする

などの目的で

  • メチルパラベン
  • フェノキシエタノール

などのアルコール類が配合されています。

ですが最近の育毛剤の中にはこうした

  • 防腐剤フリー
  • アルコールフリー

といった無添加志向のものも多く登場しております。

女性の皆さんの中にも

「育毛剤に入っているアルコールって良くないんじゃないの?」

と思っていらっしゃる方もいるかと思います。

というわけで今回は

  • 育毛剤に配合されているアルコールは悪いのか?
  • 頭皮や毛根にとって大丈夫なのか?

という点についてお話をしていこうと思います。

 

そもそも育毛剤にアルコールが配合されている5つの理由とは?

女性の皆さんであれば化粧品などを見てもらうと分かるのですが、
多くの化粧品には

  • エタノール(エチルアルコール)
  • セタノール(セチルアルコール)
  • ベへニルアルコール
  • ステアリルアルコール
  • 無水エタノール
  • DPG(ジプロピレングリコール)

などといったものが配合されています。

それらは若干の違いはありますが大きく分けると

 

1.清浄作用

アルコール類には油脂を溶かす働きがあるので、皆さんの中にも使っている女性も
いらっしゃると思いますが、ふき取りメイク落としはこの働きを使っています。

他にも水やお湯の使えない場合の災害用シャンプーにアルコールシャンプーが
使われたりします。

 

2.殺菌作用

防腐効果があり雑菌の繁殖を防ぐ為に入っていたりします。
冒頭でお話したフェノキシエタノールはこれに当たります。

注射する前のスーッと清涼感のアルコールは殺菌、消毒の働きがありますね。

またドラッグストアなどで販売されている消毒用アルコールなどは一本持っておくと
非常時に清浄、消毒のために体の清拭などに使えるので便利です。

 

3.収れん作用

髪の毛や肌は濡れると水を含むことで膨らみます。これを膨潤【ぼうじゅん】といいます。
また髪の毛は普段弱酸性なのですが、アルカリ性に傾くことでも起こります。

逆にこれが引き締まることを収斂【しゅうれん】といいます。

髪の毛でいうと酸性に傾くと収斂するのですが、ヘアマニキュアは酸性カラーというものに
分類されるので髪がキュッとします。

また野球の優勝したときのビールかけなどでもビールが酸性な為同じようなことが起こります。

スキンケアでは洗顔後の汚れを落とした後の毛穴の引き締めにこの収斂作用は必要ですね。

 

4.清涼作用

良くヘアトニックや化粧水の中にも入っているものもありますが、
アルコールは蒸発するときに熱を奪うという働きがあるのでそれによりスーッとした清涼感が残ります。

 

5.可溶化作用

化粧品の中には水と油のように溶けにくい成分のものも多くあります。
アルコール類はそれらを溶かし混ぜるための界面活性剤の働きもあります。
大きく分けるとこのような用途、目的で化粧品、育毛剤には配合されているのですが、
トリートメントなどに配合されているものでいうと

セタノール

というものがあるのですが、これには乳化、可溶化、安定剤の他

エモリエント効果

と呼ばれる髪をしっとりさせてくれる効果もあります。
そして皆さんが使われている育毛剤のもう一つの働きとしては

育毛剤成分の浸透

が大きな目的です。

 

アルコールは肌に悪い?

このように育毛剤をはじめとした化粧品類にはこのような働きがあり、
欠かせないものになっているのですが、

よくいろいろなサイトで見かけるのが

  • アルコールは肌や頭皮に悪い
  • アルコールの入ったものは使わないほうが良い

といったものが多くみられます。

ではアルコールはそんなに悪いものなのでしょうか?
また育毛剤にアルコールが入っているものは使わないほうが良いのでしょうか?

私は答えはYESでありNOだと思っています。

ではひとつずつお話していきます。

まず肌に悪いといわれる理由ですが、

  • 肌や頭皮が乾燥する
  • 細胞が死滅する

などが挙げられています。

 

①肌や頭皮の乾燥

確かに油分を溶かすという作用がアルコールにはありますので
さっぱり感とともに油分だけなく水分も奪うということはあります。

ただそれは化粧水や育毛剤に配合されているエタノール類の量にも
よるので一概には言えません。

しかしシャンプーや化粧水などの【化粧品】の場合は配合量順に成分表示がされていますが、
育毛剤に多い【医薬部外品】の場合は順不同なのでパッと見ただけではアルコールが
どれだけ入っているのかはわからないのが現状です。

ただ育毛剤や化粧水の中にもさっぱりタイプのものがありますが、
これらはアルコールが多く配合されている場合があるので
敏感肌や乾燥肌の方は避けたほうが良いと思います。

また中にはアルコールアレルギーをお持ちの方もいらっしゃるので
そういった方はアルコールフリーのほうが良いと思います。

 

②細胞が死滅する

これも諸説あるのですが、アルコールには殺菌効果があるとお話したのですが、
これは細胞のたんぱく質を変性させることでその機能を失わせるということです。

なのでこの働きが肌や頭皮、毛根で起きると良くないんじゃないの?

というのがアルコールが悪いといわれる理由なのですが、
これもやはり配合量にもよると思います。

確かにアルコールたっぷり入った化粧品や育毛剤を使うのがオススメしませんが、
先ほどもお話したような少量であれば問題ないともいます。

そこまで言ってしまうとシャンプーにもアルコールが入っているので
それも使えなくなってしまいます。

シャンプーをすることで髪の毛もタンパク変性するのですが、
もしそれがネットで言われているようにものすごい悪く危険なものだとすると、
今頃髪も頭皮もぼろぼろで世の中の女性がみんな薄毛になってしまっていると思います。

確かに髪や頭皮にあまりに良いとは言えないシャンプーがたくさん出回ったことで
薄毛がふえたという意見はありますが、
それをアルコールのみのせいにはできないですし、
洗浄成分の強さや個人の肌質や洗い方なども大きく関係してくると思います。

 

と長くなりましたが説明は以上です。

 

アルコールの配合量にもよるが極端に気にしなくてもいい

というわけでこれまでの話からすると

少量のアルコールの配合であればそこまで気にしなくてもよい

というのが私の結論です。
※アルコールアレルギーや敏感肌の方は別です。

ただ大量にアルコールが配合されている育毛剤はおすすめしません。

これがアルコールが悪いというのがYESでありNOだといった理由です。

最近では無添加志向、健康志向の流れがとても強いのですが
あまりに神経質になるのは逆にいかがなものかなと思うこともありますし、
無添加にすることでデメリットも存在します。

アルコール類やパラベン類などで化学的に安定させているほうが安心して使える
という側面もありますがやはり後はその個々の商品の良さによるのではないでしょうか。

そういった面でも

私たち消費者、使用者がバランスの良い目線で見る

ということも大切になってくると思います。

育毛剤選びにおいてもアルコールがたくさん入っているものは避けたほうが良いですが、
そこばかりにこだわらずに選んでいただくとよいと思います。

育毛剤の選び方については
【重要】薄毛に悩む40,50代女性が育毛剤を選ぶ時の3つのポイントとは?
にてお話していますので参考にしてくださいね。

 

まとめ

今回はアルコール類についてのお話をしていきました。

まとめていきますと

  • 育毛剤に配合されているアルコールは防腐剤や殺菌効果、成分の可溶化
    などの目的で入っている
  • アルコールによって肌の乾燥や細胞の死滅などが考えられているが
    配合量によるので極端に気にしなくても良い

以上です。

意外とまとめると短くなってしまいましたね。

今回お話したかったのはアルコールが良い、悪いということだけでなく

余りに極端に一つのものを悪くとらえるのはどうなのかな?

ということもあります。

防腐剤にしてもアルコール類にしても必要だから配合されているわけで
そんな悪者ではないと思っています。

ただその配合量などによっては肌や頭皮にとって良い物にもなるし悪い物にもなるよ。

ということですね。

なので最後にお話したように私たちの目線が偏っていないバランスの良いものである
必要がありますね。

今回は以上です。

ありがとうございました。



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